ポロクルとは、2011年にスタートした札幌市内で利用できるシェアサイクルです。例年、観光シーズンの5月から10月末まで利用することができます。専用アプリのダウンロードや保証金(デポジット)は不要で、1時間単位での利用はもちろん、観光客向けのお得な1日パスもあります。
運営はNPO法人ポロクルとNPO法人ezorockが行っており、大通公園のそばには「ポロクルカウンター」という有人窓口もあるので、何かあっても安心ですね。
ポロクルの利用可能エリア
札幌市内中心部に45カ所(2017年時点)のポートがあります。
札幌駅、大通公園、時計台、すすきの、北海道大学といった主な観光スポットやホテルの近くにポートが設置されているので、観光にはもちろん、通勤の足としても便利です。
利用エリアは限定されていませんので札幌市外に出てもかまいません。ただし、21時までにポートに返却する必要があります。
ポロクルの利用料金
●1回プラン:108円(1時間以内)、超過料金30分108円。
●1カ月プラン:1620円(1回1時間以内の利用)
- 登録手数料324円が必要。
- 利用認証媒体として、おサイフケータイ、SAPICA、ポロクルカード(540円)が必要。
- 支払いはクレジットカードのみ。
- 利用登録はパソコン、スマホ、ポートで。
●15時パス:540円(15~21時)
- 登録手数料は不要。
- 支払いは現金のみ。
- 購入はポロクルカウンター、提携ホテル、観光案内所で。
ポロクルの利用方法
1回プラン・1カ月プラン
- おサイフケータイで利用認証をする場合、直接ポートに行って、ポートの赤い登録確認エリアにタッチした後、画面の指示に従って空メールを送信し、会員登録をします(事前に公式サイトから仮登録をしておくこともできます)。
SAPICAやポロクルカードで利用認証をする場合は、事前に公式サイトから仮登録をした後、ポロクルカウンターを訪れて登録手続きを行います。 - 認証媒体をポートのリーダー部分にかざすと、自転車のロックが外れます。
目的地で一時的に自転車を停めておきたい時のために、ワイヤー錠が付属しています。ワイヤー錠のダイヤル番号は貸出時にメールで通知されます。 - 返却時には、空いているポートに先に認証媒体をかざしてから、自転車を押し入れるとロックがかかります。
- 返却完了後、登録しているメールアドレスに、利用時間と料金が通知されます。
1日パス・15時パス
- ポロクルカウンター、提携ホテル、観光案内所で利用パスを購入します。ただし15時パスはポロクルカウンターのみの取り扱いです。
- パス購入時に貸与されたポロクルカードをポートのリーダー部分にかざすと、自転車のロックが外れます。
目的地で一時的に自転車を停めておきたい時のために、ワイヤー錠が付属しています。ワイヤー錠のダイヤル番号は公式サイトにある「観光利用サイト」で確認できます。 - 返却時には、空いているポートに先にポロクルカードをかざしてから、自転車を押し入れるとロックがかかります。その日の最後の利用が終わったら、ポロクルカードをポートに設置してある回収ボックスに入れて返却します。
ポロクルを使ってみて
札幌市民には出勤や外出の際の足として、観光客にはいわゆるレンタルサイクルとして使われているポロクル。徐々にポートの数が増えて、さらに便利になってきました。一時施錠用のワイヤー錠が付属しているのも、他のシェアサイクルと違って便利!
ただし、営業時間が朝7:30~21:00までと決まっているので、夜間は使えなかったり、1日パスを持っていても一旦21時までにポートに返却しなければならない点には注意が必要です。
また専用アプリはありませんが、公式サイトでポートの位置やポートにある自転車の台数が確認できますし、ポートには紙のマップも置いてあります。利用にあたって保証金を預ける必要がない上、1回1時間108円の利用料金は他のシェアサイクルよりも安いですね。
ポロクルの自転車は真っ白!電動アシストはついていませんが、坂道が無く平坦な札幌市内なら心配ありません。サイズは26インチで、3段変速付き。もちろんサドルの高さも調整できます。